食べる量は増えてないのにどんどん体重が増えちゃう・・・
それは必要なエネルギーも減っているからだよ
更年期の体重増加は基礎代謝が関係している
女性は50代になると、今までより基礎代謝がぐっと下がります。
人間が生きていくために必ず必要になる最低限のエネルギーのことです。呼吸をしたり心臓を動かしたり、体温を維持したりと言った「生きていること」に使われるものです。
必要なエネルギーが減っているのに、それに気づかずそれまでと同じように食事をしていると、使われなかったエネルギーがあまり太りやすくなります。
でも、基礎代謝が下がっているのは目に見えないので、気づいたらどんどん体重が増えていたと言うことが起こります。
基礎代謝が下がるのは筋肉が減っているから
女性の基礎代謝量の基準値は、30代では1160kcalですが50~60代では1100kcalにまで低下します。
出典:ハルメク365
ただ、基礎代謝量は同じ年の女性でも人によって少しずつ違います。
それは基礎代謝量は、筋肉がどれくらいあるかに左右されるからです。
人間の筋肉量は30歳がピーク
人間の筋肉量がピークになるのは30歳前後と言われます。
つまりその時点で適度な運動をしていない人は、その後少しずつ筋肉が減っていきます。出典:NHK健康
具体的には、運動しない人は1年間におよそ1%ずつ筋肉量が減っていきます。
学生の時は運動をしていても、社会人になってからずっと適度な運動を続けていると言う人は案外少ないですよね。
運動が好きじゃない人は尚更です。
女性は妊娠や出産を経験する人も多く、子育て中は自分の時間を取ることも難しいので、運動なんて後回しになってしまいます。
ですから、50代で運動の習慣がない人が多いのもある意味しょうがないことです。
ただ、運動して筋肉をつけていないと、
- 筋肉の少ない人は消費エネルギーも低いので脂肪を燃焼させにくい
- 筋肉の多い人は消費エネルギーが増えるので脂肪を溜めにくい
どうしてもこうなってしまいます。
忙しい毎日だけではなかなか痩せない
家事や仕事、介護など50代の女性はかなり忙しい毎日を送っていますよね?
私も「毎日こんなにバテバテなのになんで太るの」と思っていました。
でも、残念ながらそうした忙しい日常だけでは、脂肪を燃焼させる体は作られないのです。
食べ過ぎていなくても普通に食事をすると、消費するエネルギーは少ないので、どうしても脂肪がつきやすくなってしまうんですね。
毎日忙しくクタクタなのに、それでも痩せないなんて悲しいですよね。でも解決法はあるので大丈夫です。
次は、更年期に太る原因の3番目、自律神経の乱れを見ていきます。
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